2018.2.5
JFCスタッフ ~旅立ち~
本日のナイター練習を最後に【GKコーチ】横江 コーチが海外へ旅立ちます。
約4年間、GKの育成に携わってくれました。
滋賀県では、GK専門のコーチがまだまだ少ない環境の中、
基礎トレーニングから、試合中での指導、専門的に指導をしてくれました。
選手に考えさせることを一番に考え、自ら考え行動する選手の育成を大切に考えておられました。
自らのやりたいことの為、新たな道を歩んでいきます。
最後にメッセージを頂きましたので、ぜひ、ご覧ください。
また、プレージュ、ナイタースクールをメインに指導している山田コーチも3月いっぱいで就職の為、旅立ちます。山田コーチにも後日、旅立ちのメッセージを頂き、ご紹介致します。
色々な偶然が重なって、皆がそれぞれ、今の場所に立っているのだと思います。
ただ、振り返ると、その偶然を起こしたのは、いつも自分の決断と行動があったから。そんな気がします。偶然に誰かと出会っているように見えて、実は自分自身が選んでその人と出会っている。
何かに流されているように見えて、自分の行きたい所に進んでいるのかもしれません。
僕も偶然と自分の決断があって、今の場所にいます。「サッカーとは今後の人生で二度と関わらない」。そう決心して、僕はプレーヤーを引退しました。最高の終わり方ができたからこそ、自分はプレーヤーを引退できました。ただ、後悔が無いと言えば、それは嘘になります。僕のサッカー人生には後悔の方が圧倒的に多いです。それでも、サッカーを止める決断をして、そして、サッカー指導者として、もう一度サッカーに関わる決断をした。その一つ一つの決断がなければ、今の自分も、そこで出会った人達と過ごす日々もなかったと思います。
これまで、自分が選んできた選択が正しかったかは分かりません。これから選ぶ選択も正しいかは分かりません。でも、もし間違った選択をしていたとしても、自分次第でそれを正しい選択に書き換えることができる。そんな可能性をこの数年間で感じることができました。
僕が指導者になって、この数年間、特に最後の一年間で表現したものは「感謝の気持ち」です。僕にこれまで沢山の知識や考えや想いを伝えてくれた全ての恩師たち。今も昔もそれぞれの場所で闘うかつての仲間たち。自分をもう一度サッカーの世界に連れ戻してくれた子どもたち。全ての人たちの想いでここまで来ることができました。本当に感謝しています。その気持ちがほんの少しでも誰かに伝わっていれば嬉しいです。
僕は少しの間、ヨーロッパに行きます。自分が選んで行きたいと思った場所です。行ける所まで行こう、やれる所までやろう、そんな気持ちで終わらせるのではなく、自分の行きたい所まで進んで行きましょう。
GKコーチ 横江 誠